2015年1月15日 09:00
事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (188) "男も美脚"をアピールするためデジタルサイネージを活用
また店頭では、iPadをコントローラとして利用し、iPadと大型ディスプレイをHDMIケーブルで接続してあるので、店頭スタッフはiPadと大型ディスプレイの電源を入れるだけでサイネージの再生が始まります」(三室氏)
マネキンと一体化した大型ディスプレイには背後にiPadを設置する専用什器を用意して、リニューアルオープン時からアイキャッチとして稼働させている。その効果については「何のショップだろうと不思議がって立ち寄るお客様が増えています」(三室氏)と狙いどおりの効果を発揮しているようだ。店頭の奇抜なサイネージで通行人の足を止めさせ、一歩店内に入ればワインセラーを模した商品陳列がさらに顧客の好奇心を掻き立てる。こうした2段階のサプライズは同社の新たな店舗スタイルとして全国のメンズ店に展開されていく予定だという。
アイディアマンで知られる同社の井元憲生社長は「アパレル否定型アパレル」を標榜して次々と新しい販売手法を取り入れてきた。同社のアイコンともいうべき下半身マネキンは海外の映画ポスターをヒントに井元社長が発案した特注品。店舗内に商品を平積みせず、シリンダーパッケージに収納して壁面に並べるスタイルも同社のオリジナルだ。