くらし情報『三上博史「僕は意地汚い役者」ベテランらしからぬ貪欲さで日々"バトル"』

2015年1月23日 21:00

三上博史「僕は意地汚い役者」ベテランらしからぬ貪欲さで日々"バトル"

原作もありますし、また新たな挑戦ってことで、面白いと思いました。しかもWOWOWは、いかんなく青山監督の実力を発揮できる場だと思ったので、うれしかったですね。

――青山監督の演出の魅力はどんな点でしょうか?

青山さんは個性的です。監督って、わかりやすく言うと、画作りに走る監督と、芝居が大好きな監督に大きく分かれると思うんですが、青山さんに関して言えば、その2つが絶妙なバランスにある方です。そういう人って、いそうであまりいない。すごく細かいところまで見ているし、芝居に対してのアイディアもくれる。僕はこの歳になっても意地汚い役者なので、自分が成長できる種子、種みたいなものはいつも探しているんです。そういう意味では毎日違う種を蒔いてくれる、すごく貴重な監督です。


――バックグラウンドが複雑な御子柴の役作りはどんなふうにされていきましたか?

僕は役作りって言葉が大嫌いで、自分がこれまでに培ってきたメソッドとして、役というのは作るものではなく、生まれてくるものだと思っています。とにかく自分をなくす、自分の美意識、美学など、すべてを捨てるという作業ですね。できるだけ空っぽにして、何度も台本を読んで、隅々まで入っていくようにしています。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.