くらし情報『三上博史「僕は意地汚い役者」ベテランらしからぬ貪欲さで日々"バトル"』

2015年1月23日 21:00

三上博史「僕は意地汚い役者」ベテランらしからぬ貪欲さで日々"バトル"

『贖罪の奏鳴曲』では、いろんな方が日替わりでやってくるので、どっしりと対峙していかないといけない。

――長いキャリアの中で、作品への向き合い方は変わったりしましたか?

僕は15歳で俳優を始めて、もう40年近くやらせてもらっていますが、最初の頃は自意識で演じていた部分が多かったと思います。今日この役をやったら明日は違う役をやりたいとか、良い人をやったら今度は悪い人をやりたいという感じでね。でも、30歳を過ぎたくらいから、お客さんの目線の方がすごく重要になってきて、どうやって作品を楽しんでもらえるかってことを考えるようになりました。そのためには、自分を消すしかなくて。もちろん、自分に求められているのはこういうものだから、どんな役をやってもそういうものを提供するというタイプの役者も立派だとは思います。でも、僕は作品重視。「あれ? 三上博史ってどこに出ていた?」というくらいに変えないと、作品が面白くならないと思っています。
体の外見は変えられないけど、髪型、歩き方、声音、しゃべるテンポなど、1つひとつを変えていけば、作品が立ってくるのかなと思っています。

――これまでに、俳優業をやってきた中での葛藤は有りましたか?

さんざんいじめられた時期がありました。

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