夏帆、久々の映画撮影で楽しさ実感 コロナ禍を逆手に「今だからできることがある」
ただ、なんとなくリズムがつかめてきたな、というところで終わってしまったので、もう少し鈴音を演じていたかったというのが正直な感想です。
――演じられた鈴音は夏帆さんと同じ女優ですが、役作りで意識したことはありますか?
この作品ではどういうトーンで演じていけばいいのか、台本を読みながら作品の全体像を想像し、そこから役を作っていった感じです。つかみどころのない作品でもあるので難しいなとは思いましたが(笑)、三木さんがどういうイメージで撮りたいのか自分の中で想像してキャラクターを作っていきました。
――よく言う自分に近い遠い、みたいな分析ではないわけですね。
今回は、自分のよく知っている身近な職業なので、むしろ意識しないくらいでした。自分が知らない職業の人を演じる場合、事前にいろいろと勉強するのですが、女優の仕事はよく知っているので、自分と重ねるとかではなく、作品の中でどういう風にこのキャラクターが動いていくのかというところから人物を作っていった感じです。
――鈴音は不倫で仕事を干された設定ですが、その点は何か意識しましたか?
三木監督が言われていたことは、単純に最初から追い詰められているという状況を表現するためだったそうです。