夏帆、久々の映画撮影で楽しさ実感 コロナ禍を逆手に「今だからできることがある」
どう距離感をもって画面の中の画を作ってくのか、その人物の距離感の図り方は監督から演出を受けていたので、お芝居をする上ではそこまで戸惑いはなかったですね。
――なるほど。それでおひとりのシーンが多かったのかも知れないですね。それは新鮮な体験ではなかったですか?
そうですね。今思うと、新鮮だったような気もします。大変だなっていう感じではなかったです。私自身も、新しいことを受け入れられるタイプでありたいなとは思っています。
――映画界を含め、エンタメ界は厳しい状況に追い込まれていますが、その中心にいる当事者として、現況をどう受け止めていますか?
特にライブや舞台、映画館もクローズしていましたし、今も半分しかお客さんを入れられないとか、大変な思いをしている方がたくさんいらっしゃることは現実としてあると思います。
ただ、悲観的なことだけでなく、今だからできることがあるはずで、それこそ今回の作品も、今だからこういう作品が作れるわけで、そういうスタイルで新しいものを作っていけたらなと思っています。日に日にいろいろなことが変わっていってしまうなかで、この先どうなってしまうのかという漠然とした不安はありつつ、エンターテインメントの世界はなくならないと思っています。