2015年2月23日 12:05
ソフトバンクとベネッセがタッグを組んだ「Classi」って何?
教育におけるICTの利活用はよく耳にするが、セキュリティの懸念からオンプレミスなサーバーを利用するケースが多いとされている。そんな状況をSaaS型のクラウドサービスで打破しようとする「Classi(クラッシー)」の取り組みについて、Classi 取締役 加藤 理啓氏に話を伺った。
Classiは2014年4月に設立されたソフトバンクとベネッセの合弁会社。現在は全国100校がモニターとして試用しており、2015年度より正式にサービスを開始する。
サービス内容は大きく分けて「授業・学習アプリ」と「生徒カルテ」「コミュニケーション」の3つ。
授業・学習アプリはその名の通り、教育ICTの中心に位置する存在で、先生の授業用教材やWeb上でテストを行う機能、授業記録などを行う。生徒カルテでは、生徒それぞれの指導の履歴やテストの結果、調査書の出力まで、学校の多様なニーズに応える。最後のコミュニケーションは、既存SNSでは実現しにくい先生と生徒のコミュニケーション、データ共有を図る。
○何故ソフトバンクが教育へ?
「教育のICT活用は、ソフト・ハードの両面から行う必要がある」
そう語るClassiの加藤氏は、ソフトバンクモバイルより出向した人物。