2015年2月23日 12:05
ソフトバンクとベネッセがタッグを組んだ「Classi」って何?
B2C領域でコンテンツマーケティングを行った後、新規事業開発案件を国内外で取り組んできたという。なぜソフトバンクが教育ICTに対して取り組むのか。
「孫(社長)が、様々な問題を自社の課題として見据えています。東日本大震災を契機とした電力に対する取り組みもその一つでしょう。こうした中で、教育も課題としたわけです。
今の子どもたちは、家でスマートフォンやタブレットに触れて新しい発見をしますが、一番長くいる学校では新しいものを見つけることができない。学校で楽しいと思える環境を、新しい勉強をしないとダメだと思うんです。
ソフトバンクとして、『情報革命で人々を幸せに』という目標がありますが、この目標を学校で実現する。
そのために、学校と圧倒的なチャネルを持つベネッセさんの営業と組んだんです」(加藤氏)
○教育で重要なのは「長く続く信頼できるサービス」
Classiは、学校の"クラス"にイノベーションの"I"とITの"I"、そして「私」を表す"I"の3つのIを組み合わせて社名に据えた。こうした教育支援では、単に生徒の教材のみ、校務のみと区切った形でソリューションが提供されるケースが多いが、生徒のあらゆる情報を包括して提供することで、その他校務支援システムとの連携なども図れる総合的な学習支援サービスという印象を受ける。