くらし情報『世界で最初に作られたインフォグラフィックは? - 注目のデザイン手法を成り立ちから学ぶ実践セミナー』

2015年2月24日 12:00

世界で最初に作られたインフォグラフィックは? - 注目のデザイン手法を成り立ちから学ぶ実践セミナー

なぜこのような手法がとられるかというと、客観的な根拠に基づいて視覚化されたデータは、コンセプトやメッセージがとても伝わりやすくなるためだという。「データはただのデータであって、それ以上でもそれ以下でもありません。数字を見て感じることや、そこに何らか意味や方向性を探し出したりすること、つまり数字から見えてくるメッセージを視覚化(=インフォグラフィック)することによって、よりたくさんのひとに情報を伝えることができるのがインフォグラフィックの魅力です」と米倉氏は語る。

インフォグラフィックには長い歴史があり、世界で一番最初のインフォグラフィックはフローレンス・ナイチンゲールがクリミア戦争で兵士の死亡原因を円グラフ化したものと言われている。「死亡原因のほとんどが戦死ではなく伝染病だ」ということを伝えるために作成されており、グラフには人数・死亡原因・温度が表現され、複数の情報を重ねることで新しい発見を得られるのも興味深い。

また、1972年のミュンヘン・オリンピックの際には20世紀ドイツを代表するグラフィックデザイナー、オトル・アイヒャーにより、アイコンを使って、言語を介さなくても競技種目がわかるサインシステムが作られた。

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