石原さとみ、女優の転機をもたらした出会いと経験「"昨日の自分に負けないように"何かを課して生きていく」
でも、実際はホテルと現場の往復なので何かがあるわけではありません。ただただ「アフリカの地で生きた女性を演じた」時間だったと思います。
――「演じる」というよりも、その役で「生きた」という感じでしょうか?
そうですね。生きていたところを私が生きたという感じです(笑)。とにかく必死でした。
――役者さんにとって、ロケーションはどれだけ重要かが分かるエピソードですね。
ものすごく大事です。日本映画なのにアフリカに行って、アフリカの話を、アフリカの人たちとアフリカのご飯を食べながら撮る。
とても、ぜいたくですよね。
●「無駄な時間を過ごせない」と痛感した理由
――英語のセリフもすごく自然でした。さすがイーオンだと思いましたが、昔から英会話をやられていたんですか(※2013年からイーオンのイメージキャラクターを務めている)。
いえ、きちんとやりはじめたのはイーオンからです。その前は習うというよりも、海外旅行が好きなので、そこに行ってのコミュニケーション。5年前、1カ月オフを頂いてニューヨークの語学学校に行ったんですけど、年末年始だったのでほとんど授業がなくて。遊んでいることの方が多かったです(笑)。