くらし情報『周防正行監督が描く夢の舞妓エンタテインメント - 『舞妓はレディ』、Blu-ray/DVDが3月18日リリース』

周防正行監督が描く夢の舞妓エンタテインメント - 『舞妓はレディ』、Blu-ray/DVDが3月18日リリース

先日、オーディションのときにキャスティングプロデューサーが用意してくれた資料をあらためて見る機会があったのですが、やっぱりそんなに目立つ子じゃなかった。ただ、歌った瞬間に表情が変わった。その変わり方がすごく新鮮で。本当に歌が好きというのが伝わってきて、この子の歌をいつまでも聴いていたいと思いました。ただ歌が上手というのではなく、ちゃんと人の心に届くように歌えるというのがすごく印象的で、普段の姿と歌っているときの輝き方のギャップが、地方から出て来た垢抜けない女の子が可愛く変身して舞妓になるという主人公の姿と重なった」

――歌う姿が印象的だったわけですね

周防監督「やはり彼女は歌が決め手でした。歌うときにガラッと変わるのが特に良かった。日本映画で、アイドル物と呼ばれるものは大抵最初から可愛いんですよ。でも僕は、映画を観ながら、だんだん可愛く見えてくるという、ヒロインが徐々に輝いていくものを作りたかった。
最後に、『あ、この子、すごく可愛かったじゃん』、みたいな(笑)。それができる子だと思いました」

――映画では、最初かなり野暮ったい感じですよね

周防監督「本人には申し訳ないのですが、ちょっと野暮ったさを強調しました。

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