くらし情報『『リアル鬼ごっこ』なぜ人気? 映像の生みの親語る、ヒットの要因と制作事情』

2015年6月3日 11:00

『リアル鬼ごっこ』なぜ人気? 映像の生みの親語る、ヒットの要因と制作事情

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「鬼ごっこには、シンプルに追いかける、逃げる、走るといった本能に根差した欲求と魅力があり、ただでさえ捕まるかもしれないというスリルがあるところに、捕まったら死が待ち受けているとなれば、想像するだけでワクワクさせる怖さとなる」と語るのは、劇場版の第1弾と第2弾の監督を務め、シリーズのプロデュースを手がける柴田一成氏。原始的な遊びと対極にある"死"を結びつけた不条理さは、2000年に公開された映画『バトル・ロワイアル』のヒットが物語るように、「子供の頃から誰しも想像する"もしも"の面白さ」に繋がるのではないかと推測する。

また、タイトルのインパクトも重要な要素で、「誰もが知っている"鬼ごっこ"という遊びに"リアル"がくっつくと、ギャグのようなシュールな響きと共に、一体どんな鬼ごっこなのだろうという興味を喚起し、絶対に忘れられないコトバになる」。あり得ない事象を組み合わせた結果に生まれる"等身大の恐怖"は、その"身近さ"からやがて若者たちの日常会話のネタに浸透。「ネタになるということはイコール、ブレイクするということ」と断言する。

さらに、ヒットの要因は作品内容だけでなく、昨今のテレビや映画の制作事情にも大きく関係しているという。

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