2015年6月4日 09:45
佐藤可士和が"美"をブランディングする新プロジェクト - ロゴデザイン一新、中田ヤスタカの曲を採用
佐藤氏は「企業ブランディングはネーミングが非常に重要です。どこに理念を込めてやっていくのかなどをお伺いしていたら、次第に社名ごと変更するのがベストではないかという結論に至りました。大切なのはミッションをブレないでやっていくことで、それを再構築するのがこのプロジェクトの真の狙いです」と述べた。プロジェクトを始動するにあたり、佐藤氏が「モルトベーネとはどういう会社ですか?」と福井氏や同社社員に尋ねると、"品質"や"挑戦"、"プレミアム"といった言葉に混じって"ワクワク"というキーワードが多く含まれていた点に着目した。
「今まで色んな企業と関わってきたが、"ワクワク"というキーワードが出てくる企業はこれまでになかった」という佐藤氏。そこで「製品作りを通じて新しい体験を作っていく」ということから、まずはミッション・ステートメントとしてまとめ、その内容を表す社名をさまざまな角度から1,277案を捻出。そのなかから「新しい美の体験」というミッションをそのまま英訳した「ビューティーエクスペリエンス」をネーミングとして採用したそうだ。
●佐藤可士和流、企業ロゴの発想フロー
次に、新しい「企業ロゴ」