2015年7月5日 22:37
祝・世界遺産! 国内19番目の「明治日本の産業革命遺産」全23資産を一挙紹介
が世界遺産に登録された。特に端島は通称"軍艦島"と呼ばれるところで、映画『進撃の巨人』のロケ地になったこともあり、このところ観光客でにぎわっているという。また、2016年には同じ長崎県の「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を世界遺産に推薦しており、その構成遺産である大浦天主堂を今回の旧グラバー住宅とともに合わせてめぐってみるのもいいだろう。
○資産は桜島と共に(鹿児島県)
鹿児島県内の資産もまた多種にわたる。全て鹿児島市にあり、巨大プラントの「旧集成館」や日本最古の洋式工場「旧集成館機械工場」、堅牢な石積で築造された「寺山炭窯跡」、機械の動力を支えた「関吉の疎水溝」、英国技師たちが暮らしコロニアルスタイルの宿舎「旧鹿児島紡績所技師館」がある。旧集成館は桜島の目の前にあるので、あわせて風景を楽しんでみるのもいいだろう。
○幕末の志士の魅力にも迫る - 萩(山口)
今度は本州の地から。鉄製大砲や西洋式軍艦の製造を目指し、社会全体の近代を夢見た吉田松陰ゆかりの地として、山口県萩市からは「萩反射炉」「恵美須ヶ鼻造船所跡」「大板山たたら製鉄遺跡」「萩城下町」「松下村塾」が世界遺産に登録されている。