2015年7月28日 05:00
紫外線で肌が老化する!? シミ・シワ・たるみを招く"光老化"を医師が警告
ここでいう酸化とは、肌細胞がサビつくことを意味する。田原医師は、「肌老化の原因には『加齢』『酸化』『糖化』の3つがあります」としながら、「紫外線による酸化をいかにして防ぐかも重要です。紫外線を浴び続けると活性酸素がたまって酸化が起き、シミやシワ・たるみなどの"光老化"が進行してしまいます」と警告する。
○紫外線による深刻な肌ダメージ「光老化」とは
光老化の代表的な症状が「シミ」だ。紫外線を浴びると、皮膚を守ろうと活性酸素が発生する一方で、酸化を食い止めるためにメラニン色素も生成される。メラニン色素は紫外線を吸収して肌の奥(真皮)への侵入を防ぐために、紫外線を浴びた数日後に黒い日焼け(サンタン)となる。通常は、その後で皮膚のターンオーバー(新陳代謝)とともに日焼け部分が剝がれ落ち、もとの肌へと戻っていく。しかし、メラニン色素が過剰に生成されたり新陳代謝が乱れたりすると、色素沈着を招き、シミになって現れるという。
そして光老化の症状では、「シワ・たるみ」も忘れてはならない。「紫外線によって肌細胞が酸化すると、肌のハリや弾力を保つためのコラーゲンやエラスチン繊維が壊れてしまいます。それによってシワやたるみができるので、肌が老化する一番大きな原因です」