くらし情報『学習者の体験を作るデジタル教材とは - 早稲田大学アルベリッツィ准教授が語るiPad活用の成果』

2015年8月26日 11:52

学習者の体験を作るデジタル教材とは - 早稲田大学アルベリッツィ准教授が語るiPad活用の成果

そこで、まずは学生が持っているスマートフォンで、音声認識ソフト『Dragon Dictation』を「発音ドリル」として活用した。

2013年春に初めて15冊のデジタルブックを中心にiTunes Uの「イタリア語入門」コースを作成し、内容を徐々に拡充。単語学習には『Qizlet』を導入。iPadは旧世代含めた10台の貸し出し機を使用していたが、2014年に学内の研究助成金や個人的な寄付、この取り組みを評価したイタリア文化会館からの寄贈により、一人一台を用意できる環境が整った。現在の環境はひとつの完成形といえるだろう。

アルベリッツィ氏 「今年度はiPadを中心に、講義ではデジタルブックとiTunes U、単語学習はQuizlet、資料参照には『Padlet』を使います。そして今年から黒板を一切使わず、『MetaMoJi Note』というアプリで書き、授業が終わったら板書を学生の端末と大学のiTunes Uに送ります。さらに、実際に話して練習するロールプレイにおいても、台本を書いたり会話の様子を撮影し検証することにiPadを活用しています」

○学習者の体験を中心に置いた教材

デジタル教材が紙の教材と最も大きく違う点は、理解を助ける疑似体験的なコンテンツの存在だ。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.