くらし情報『40代後半から映画脚本の道へ - 『天空の蜂』脚本家が語る、仕事のエッセンス』

2015年9月10日 11:03

40代後半から映画脚本の道へ - 『天空の蜂』脚本家が語る、仕事のエッセンス

――今回のように、大きなバジェットの映画を担当するというのはかなりの大抜擢ではないかと思いますが

この企画自体のスケールも大きいのですが、題材も原発を扱っていたりするし、実績のない脚本家に、最初から最後まで任せてくれるとは、正直、度胸があるなって思いましたね(笑)。どうしてまかせてくれたかは、自分ではわからないんですけど、プロデューサーの吉田さんと福島さんもエンターテイメント志向が強くて、お客さんにちゃんと届くエンターテイメントを書きたいっていう僕の感覚を受け止めてくれたのかなと思いますね。

――楠野さん自身は、シナリオの構造などは、どんなふうに学んだのでしょうか?

書店にあるハリウッド式の脚本の書き方の本を読んだり、ハリウッド映画を見たりというくらいですね。一回目はどんな映画も、構造を見てるわけではないんですよ。でも、二度目以降は意識して見てますね。脚本には、三幕構造というのがあって、一幕目はだいたい30分、二幕目が60分、三幕目が30分で、二幕目には、だいたい転換点があるんですよ。ハリウッド映画がそれを守っているというよりは、良い映画が三幕構造になっているという方が正しいかもしれません。

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