『To LOVEる-とらぶる-ダークネス 2nd』、BD/DVD発売記念! 原作者&監督対談
○お色気シーンはアニメならではのバランス
矢吹氏「アニメのお色気シーンって、エロいけれど生々しくならないように工夫されていますよね」
中山P「ええ。特に音響的に生っぽくならないようにしています。TV放送への配慮という訳ではなく、リアルなエロに寄せる程、『To LOVEる-とらぶる-』の楽しい空気から外れていくんですよ。だから敢えてコミカルにギャグっぽい部分も入れています。それが顕著だったのが5話の唯の猫の手のSEです。あれくらい音で面白くすると、Hだけどなぜか丸く収まってしまうというか(笑)」
大槻監督「アニメは音を生々しくすると、もう……(笑)。だからお色気シーンは『祭りだ、わっしょい!!』とテンションを上げて、面白い方向に振るんです。漫画の絶妙なバランスからは少々ずれますが、やはりメディアの違いは大きいですね」
中山P「絵だけでも凄まじいのに、そこに色がついて動きと声が入り、音楽とSEまで加わるから、どんどん破壊力が増していってしまう! それに『To LOVEる-とらぶる-』はあくまでラブコメであることを守りたいんですよね。
『エロス』ではなく『お色気』でありたい」
矢吹氏「原作は『ダークネス』になってからお色気をかなり厚めにしていますが、実はこれって、漫画の画面が白黒だから緩和されて成立しているのかも。