くらし情報『エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (335) マイナンバーの根本的な問題とは? マイナンバー0.2』

2015年9月17日 15:53

エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (335) マイナンバーの根本的な問題とは? マイナンバー0.2

年金機構へのサイバー攻撃により、来年から予定されていたマイナンバーへの接続が延期されます。ずさんな管理体制が問題とは言え、責任の所在が明らかだったから延期が決定されたのです。

一方で、マイナンバーに不正アクセスや、運用におけるトラブルが起こったとき、いったいどこの省庁が担当するのでしょうか。マイナンバー法が走り出したときの「概要案」によると、所管は以下のようになっています。

マイナンバー法の所管は内閣府とする。
個人番号の通知等及び番号カードの所管は総務省とし、法人番号の通知等の所管は国税庁とする。
情報連携基盤の所管は内閣府及び総務省の共管とする。

「法」は内閣府ですが、「カード」の所管は総務省で、情報連携基盤が内閣府と総務省。
さらに、マイナンバーを説明する内閣府のサイトには、総務省、厚生労働省、消費者庁、財務省、文部科学省、農林水産省、国土交通省へのリンクが貼られています。まるで「たらい回し」の予防線です。

さらに、この「概要案」が提出されたのは、平成23年(2011年)12月16日。民主党政権の野田内閣です。自公連立政権でトラブルが発生しても、制度への批判を民主党がしようものなら、伝家の宝刀「ブーメラン」

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