2015年10月1日 11:00
エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (337) 英語力で出世が左右される時代の英語化0.2
によれば、「勢いをくじくもの」ですが、ピアノは「消音装置」、バイオリンでは「弱音器」、自動車では「ショックアブソーバー」と英英翻訳されているのはご愛敬としても、適切な翻訳がなされているかを確認できるのは、その業界と英語に詳しい人物だということです。
○イエスしかない答え
こうした事情を考慮せず、文字情報だけを「英語化」するWeb制作業者は実在します。それでは「英語化0.2」になるので、皆さんもご注意ください。
そもそもWebサイトにおいて、魅力的なコンテンツがあれば、英語化は必ずしも必要ではありません。
客の立場になればわかることで、内容がスカスカの母国語で綴られたサイトと、現地語ながらみっちりと情報が詰まったコンテンツなら、どちらにアクセスしたいでしょうか?
しかも、機械翻訳を使うことで大体の意味は理解できます。グーグル翻訳には、南アフリカのズールー族の言葉まであり、和訳ができるなら、その反対もできることでしょう。なお試してみましたが、ズールー語への翻訳結果の正しさは、私には確認できませんでした。
英語化の議論において、しばしば問われる「英語はできた方が良いのか?」という質問。