『昭和元禄落語心中』、OP主題歌は林原めぐみ! 作詞作編曲を椎名林檎が担当
売れに熟れたこの果実とのご対面。奮起せぬ訳はなく…。
ことさらに高揚した自分をいさめるように向かった録音場(スタジオ)。
TVシリーズの収録が終了していることをこれほど感謝するレコーディングはなかったかもしれない。
「彼女」の血肉を介して生まれた「もう一人のみよ吉」が襲ってくる。ひたひたと、確かな足取りで…。
私の中の「みよ吉」と「もう一人のみよ吉」がゆるゆると溶け合い、楽曲として「落語心中」という作品を表現する為の新しい命が生まれました。
彼女のオーダーを受け止め…答え、更なるオーダーに悩み、受け止め、咀嚼し、ひたすら「肉声(コエ)」にしてゆく。
そのゆったりとした、それでいて的確なラリーは、大変エロティックな作業でした。
「あたし 求められれば いくらでも 変われるよ」
『昭和元禄落語心中』第四巻 P35 より
二人の女遊(女優)の絡み合い。
お互いに、きっと一生忘れない宝物のような時間…。
全ての過去に感謝する時間でありました。
林檎さん…あなたに「ここ、あえてこんな風に…」と言われるたび、全力でお答えせねば…と、キュン…としておりましたのよ…。しあわせをありがとう。
このしあわせを是非皆様にも一度味わってみていただきとうございます。