2015年11月30日 10:00
イチから復習、IoT/WoTって何? (2) IoTの具体事例とは?
さらに、家電のみならず、明るさや色をスマートフォンから変えられる電球や鍵をシェアして入退室記録ができるスマートロック、温度計や湿度計などのさまざまなモノが情報網につなげることが始まっています。このように多くのモノが高機能化され、情報網につながり始めているのは現在のスマートホームの特徴でしょう。
これらの用途でキーとなるのはやはり「スマートフォン」です。組み合わせると、室内気温が高くかつ帰宅10分前であればエアコンを自動的につけるという動きができますし、誰も家におらず帰宅1分前になったら宅内の灯りをつけるといったことも可能になります。一つ一つのモノはシンプルで小さくても、通信網を介してリアルタイムに情報を送受信して連携させることで、より便利なことが実現できるのです。
現在は手動で設定したモノ同士の連携にとどまりますが、今後は集められた膨大な情報から、人々が行う動きを学習して「連携が自動化される」「消費電力が低くなるように温度設定を自動的に行う」「ロボット掃除機が掃除経路を学習して効果的な掃除経路を見つけ出す」など、人々が意識することなく快適な生活が送ることができるようになると想定されます。