くらし情報『東京都立川市に全国初の公立小中高一貫校が誕生--「学力差の拡大」に課題も』

2016年1月18日 15:22

東京都立川市に全国初の公立小中高一貫校が誕生--「学力差の拡大」に課題も

「豊かな国際感覚」「日本人としての自覚と誇り」を掲げ、早期から帰国児童・生徒や外国人児童・生徒と一緒に学ぶ国際色豊かな学校環境を特徴としている。具体的には、英語力を身につけさせるために小学校3年から外国人指導者による英語の授業を取り入れたり、海外留学や海外姉妹校訪問などの活動を推進したりする。そのほかにも地域行事に参加して伝統文化への理解を深めたり、ボランティア活動を通して国際貢献への意欲を養ったりすることなども検討している。

また、一貫校のメリットを生かし、国語、社会、算数・数学、理科、英語の5教科で先取り学習を進め、小学校5年生から教科担当制や定期考査も段階的に導入していく考え。新設小学校の規模は1学年2~3クラス。入試で志望者の抽選は行わず、国立小や私立小の入試で行われる面接や行動観察を参考に選抜を行うとしている。受験資格があるのは都内に住む小学校就学予定者で、通学時間に「1時間程度」などの上限を示す見込み。

○人間関係の固定化、学力差の拡大などに課題

一貫校ならではのメリットに期待が集まる一方、課題も指摘されている。
その主なものは「人間関係の固定化」「学力差の拡大」「中だるみ」

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