くらし情報『育児と介護の「ダブルケア」に取り組むコンサルタントに夫婦のあり方を問う』

2016年1月24日 08:00

育児と介護の「ダブルケア」に取り組むコンサルタントに夫婦のあり方を問う

人に感謝されるのが生きる原動力になるからです。

○ギブ&テイクの姿勢が大事

――「ダブルケア」の状況では、周囲の協力も欠かせないと思います

ちょっとでも恩を売れる場面があったら、先に恩を売っておくというのがすごく大切。必ず自分に返ってきます。例えば僕は、地域で子ども会を運営しています。たいしたことをやっているわけではないのですが、あの人は地域の子どもたちの面倒をみて偉いと勘違いしてくれている近所の人たちは(笑)、何か困ったことがあると助けてくれるんです。

――例えばどんなことですか?

父が徘徊して困ったときは、地域に包囲網があって助かりました。「お父さん、おばあちゃんちの前にいるけど大丈夫? 」とか、「新聞がたまっているから倒れているのでは? 」などと連絡をくれるんです。近所の目って、都会では人為的に作らないと難しいと思っていたので、菓子折りを持ってあいさつに行って、事情を伝えて携帯電話の番号を伝えておくだけでもそういう風に助けてくれる人はいます。


これは職場でも言えることで、貢献する姿勢がすごく大事だと思います。貢献する姿勢があるからこそ、支援もしてもらえます。私の同僚たちは、自分がつらいときにすごく助けてくれんです。

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