2016年1月28日 09:00
若き起業家たちの夢とその戦略 (18) 無駄なプライドはいらない - 知識や経験はビザスクで世界と共有する時代へ
同時に、文系ビジネスマンは経験やスキルに名前をつけにくく、アピールしづらいなと感じました。こういった知識や経験を外にどんどん出していけたらなと思ったんです。
○β版、まさかの「認証かけ忘れ」 ―― その無知がプラスの効果を生んだ
―― サービス開発はどのように進めていきましたか?
2012年7月に退職し、8月までは子どもと旅行をしていました。9月からそろそろ動き出そうと思い、β版の開発を始め、完成したのは年末です。とてもミニマムなβ版でクローズドβと呼んでいましたが「認証をかける」という知識がなく、誰でもアクセスできる状態でした(笑)。これが嬉しい誤算で、使ってくれる方がぽつぽつと現れ始めたんです。
―― 驚いてしまうエピソードですね。エンジニアはどう集めましたか?
サービスの軸を決めた3月ごろ、知人の紹介で知り合ったエンジニアに開発を依頼しにいきました。
「外注したい」「目利き役になってほしい」と伝えると、「そんなにふわふわしたアイディアしかないなら、外注なんてできないし、要件定義も無理です」と言われ……。そう忠告してくれた相手が現在のCTOです。
ビジネスアイディアがしっかりと固まったタイミングで、彼がモックを無料で作ってくれました。