2022年7月24日 10:30
DOBERMAN INFINITY、“コロナ禍の喪失と発見”を胸にレベルアップ目指す9年目
そこも魅力かなと思います。
――『LOST+FOUND』というタイトルに込めた思いとは?
GS:コロナ禍を経て、それぞれ皆、当たり前のことが当たり前ではなくなってしまうという、本当に予期せぬことが起こってしまいました。こういう時代を過ごしたからこそ気づけたもの、失ったものがたくさんあり、まさにコロナ禍だからこそできたタイトルだと思います。今回アルバムを作る上でどういうことを歌いたいかとなったとき、リアルに味わったことを表現したいという思いも強かったです。だからこそ、コロナ禍というのは切っても切れない大きな出来事だと思います。
――パッケージ盤に収録される12曲で特に思い入れの強い曲は?
KAZUKI:昨年リリースした「夏化粧」です。花火をテーマにした曲なんですけど、届ききれていない感じが自分にとって悔しかったんです。
――悔しかったというのは?
KAZUKI:去年もコロナ禍で、僕らはもちろん、世間の皆さんも夏祭りに行く機会はなく、花火を感じられない夏だったと思います。
だから今年こそは、今まで通りの夏が戻ってきてほしいという思いが込められている。そしてこの「夏化粧」は、そんな夏の夜にBGMとしてかけるのに最高の曲だと思うので、今夏こそ、夏の花火が上がるとき皆に聞いてほしい一曲です。