くらし情報『有村架純に心を奪われて分かったこと - "引き算"の教えと"日記"の先に見えた道「いろいろな人に助けられて」』

2016年6月19日 10:00

有村架純に心を奪われて分かったこと - "引き算"の教えと"日記"の先に見えた道「いろいろな人に助けられて」

もちろん、私の芝居を見て「つまんねえな」と言われたシーンもありました(笑)。

――なかなか厳しい一言ですね(笑)。

ええ(笑)。まず、「ドライ」といってお芝居を固めるためのリハーサルを何回もやります。それがOKだったら、カメラテスト、本番とサクサクと進みますが、その「固める」までは何十回とお芝居をする場合もあって、どうしてもうまくいかなかった時に「つまんねえ芝居だな」と言われてしまいました。実際につまらないから言われてもしょうがないんです。そういう毒がたまに飛んでくるのも廣木さんです(笑)。

――工藤阿須加さん演じる慎吾をバイクで追いかけきれずに停めて、フルフェイスのヘルメットをかぶったまま泣くシーンがあります。
目元しか見えていませんが……それこそ廣木さんが求める「目で訴えかける」演技だったような気がします。ヘルメットをかぶったまま泣くのは難しくないんですか?

障害物だとは思います(笑)。でも、気持ちは同じなので演じる上では大丈夫です。『夏美のホタル』はずっと「引き算」を意識していたので、観ている人にちゃんと伝わるのかなという心配はありました。

●謙虚なコメントの裏にある思い

――きちんと伝わっていました。

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