くらし情報『ZAZEN BOYS・向井秀徳が地獄と現世に寄せた音とは - 宮藤官九郎監督との"先輩・後輩"関係「部活動を続けたい」』

2016年7月3日 10:00

ZAZEN BOYS・向井秀徳が地獄と現世に寄せた音とは - 宮藤官九郎監督との"先輩・後輩"関係「部活動を続けたい」

――本作には、すごく音楽映画の側面があると感じました。

どミュージカルですね。地獄ミュージカル。

――宮藤監督とは何度もお仕事されていますが、今回は監督の想像した世界観のイメージを共有するのが難しかったのではないでしょうか。

長いお付き合いをさせていただいてますね。過去の宮藤さんの映画は、全部参加して、ほかにも芝居、歌舞伎とかの音楽もさせていただいてまして。コラボレーションをしていく中で、歌舞伎にしても、やったことなくて…私の引き出しの中に、まったくもってない。「どうすればいいのかな」って最初は思うんですけど、宮藤さんと「具体的にこういう風に」とまで決めなくても、うまい具合に最後はかみあう。
ずっとそうだったし、今回もそうでした。宮藤さんと一緒に作っていくものに関して、私としては、間違いはないという実感があります。一言で言って、「ウマが合う」。

今回も撮影前に必要な、映画の中でキモとなる曲がたくさんありまして。それを用意することから始まったんですけど、例えば作中でポイントとなる「天国」という曲。これはバラードで、分かりやすい、愛する人へ気持ちを伝えるための非常に歌詞もストレートでシンプルなラブソングなんですね。

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