くらし情報『波瑠主演『ON』攻める演出も"グロテスクな死体"はNG? 残虐シーンをめぐるドラマ制作現場とBPOのせめぎ合いを解く』

2016年9月6日 07:00

波瑠主演『ON』攻める演出も"グロテスクな死体"はNG? 残虐シーンをめぐるドラマ制作現場とBPOのせめぎ合いを解く

波瑠主演『ON』攻める演出も"グロテスクな死体"はNG? 残虐シーンをめぐるドラマ制作現場とBPOのせめぎ合いを解く

●ワイドショーの凄惨なニュース演出は良いのか
先日、BPO(放送倫理・番組向上機構)の青少年委員会が、「テレビ番組が残虐なシーンを放送する際、視聴者に『見る』『見ない』を選択するための情報を事前に示すことが公共性の点から必要なのではないか」と、配慮をうながす委員長コメントを発表した。

作品名こそ出さなかったものの、対象番組がきょう6日に最終回を迎える波瑠主演『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(関西テレビ・フジテレビ系 毎週火曜22:00~22:54、以下『ON』に略)であることは明白だ。視聴者から「ゴールデンタイムなのに死体の描写がグロテスクすぎる」「(現実の社会でも)異常犯罪が続く中、子供や青少年への影響が怖い」「事前に注意喚起のテロップを流すなり時間帯を考えて放送してほしい」などの意見が寄せられたことを受け、討論した上でのコメントだった。

結局、「審議入り」こそしなかったが、言わばBPOの"配慮をうながすコメント"は、制作サイドにとっては横やりのようものであり、これを受けて「その通り」と「干渉するな」などの賛否が飛び交っている。殺人事件が必ず起こる刑事ドラマが相変わらずの人気を見せる中、劇中の残虐なシーンはどうあるべきなのか――。

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