2016年9月9日 11:00
ダイアモンド・ユカイ、芸歴30年目のオーディション - ミュージカル『ミス・サイゴン』出演を目指した理由
『成り下がり』って本を書いた。でも、自分で選んだ好きな道だから苦労を苦労とは思わない。
○あのころ罵倒していたバラエティにも
――その後、第2の山はありましたか?
耐えずジェットコースターみたいな感じだよ。バラエティを始めたのも転換期だったと思うしね。レッド・ウォーリアーズというバンドを知ってる人からしたら、あの時代からしたら、最も遠いバラエティの世界に出てるのを見て、「コイツ大丈夫かな」と思ってただろうしね。でも、挑戦するっていうのは、意味があると今はそう思ってる。
――バラエティをやってみて、得たものってありますか?
最初は、役者の仕事が入ったって言われて、いざ行ってみたら『踊る!さんま御殿!!』だったんだよ。自分としては素で話してたんで、何が面白いかわからなかったけど、やってくうちに、これはこれで一つのエンタテインメントだなと。
お客さんを楽しませるという意味ではロックと共通してるよね。
――そこにはすぐ気づいたんですか?
最初はオファーが来るからやってたんだけど、一年たったらやめようと思ってました。でもやってるうちに勉強することも多いし、新しい発見も沢山あって、そんなときに子供を授かったりもして、世間の人達の見え方も変わって来たような気がして、目の前にあることは、実は意味があるんだなと思えるようになった。