2016年10月30日 11:00
松田龍平がつくりあげた、愛すべき「ダメなおじさん」像 - 松田龍平×山下敦弘監督対談
「よかったなあ」と思いながら、僕らは「酒飲もっか」みたいな(笑)。
あとはハワイだと、規定があって10時間しか撮影ができないんですよ。日本にいると、期間中は集中して撮影するんですけど、ハワイでは生活の時間と撮影の時間が均等にありました。最初は「もっと撮れるのに」と思っていたんですが、終わる頃には「これはこれでいいな」と思いましたね。日本は詰め込みすぎなのかな。
――松田さんはいかがでしたか?
松田:ハワイで浮足立たないようにしなきゃと気を引き締めていました。日本パートと半々で撮っていたので、ハワイに行って映画の雰囲気が変わってしまわないようにと思って。でも、日本での撮影で、ちゃんと”雪男”と”おじさん”の関係性ができあがっていたから、ハワイというロケーションを素直に感じながらも、変わらない2人でいられたと思います。
山下:やっぱりハワイって魅力的ですよね。だから「浮かれてたまるか」と構えちゃったのはありますね。でも1~2日は、もう少し素直にはしゃいでも良かったかもしれない(笑)。
――ちなみにハワイのお土産などは買われたんでしょうか。
山下:コナコーヒーとマカデミアンナッツを大量に買いました(笑)。