2016年11月2日 12:00
独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (15) 松坂桃李、死神・ベポ抜てきの"40分"とは? 原作コミック13巻から現実世界へ
○わずか40分で快諾
――映画を観ていて全く気づきませんでしたが、エンドロールに「死神ベポ松坂桃李」の名前があって驚きました。
信介監督によるキャスティングです。松坂さんは、信介監督による『万能鑑定士Q』(14年)、『図書館戦争THE LAST MISSION』(15年)に出演されていて、お互い強い信頼関係で結ばれているそうで(笑)。ベポはその骨格上、ほとんど口の動きがなく、表情などをその演じる人からいただく必要もなかったので、収録は声だけで1時間もかからないだろうと。なので、ベポはゲスト枠として考えていて、私としてはサービスじゃないですけど、観客への嬉しいサプライズとして意外な役者さんにお願いしたかった。そうしたら、信介監督から「松坂桃李さんはどうですか?」と提案がありました。
松坂さんは信介監督と仕事をして以来、信介監督作品にまた出たい!と心を奪われたようで(笑)。『アイアムアヒーロー』(16年)にも、ZQN(ゾンビ)役での出演を強く希望していたそうなんです。
信介監督は「松坂さんがそんな役で出るはずがない」と冗談として受け流していたんですが、本気だったらしく(笑)。そのことを伝え聞いた信介監督は反省して(笑)