くらし情報『銀シャリ悲願のV『M-1グランプリ2016』を生観戦 - オンエアにのらなかったスタジオの緊張感と審査員の苦悶』

2016年12月5日 06:00

銀シャリ悲願のV『M-1グランプリ2016』を生観戦 - オンエアにのらなかったスタジオの緊張感と審査員の苦悶

と思わずもらす一幕もあった。

ピリピリとした雰囲気の中で幕を開けたファーストラウンド。だが、一番手のアキナは「トップバッターとは思えない」も上沼もうなる落ち着いたネタ運びで500満点中"446点"と高得点をマーク。続く今大会きってのダークホース・カミナリが、ゆったりとしたテンポの茨城弁漫才で会場のムードをほぐし、"441点"を叩き出せば、男女コンビの相席スタートも"436点"と初出場組が健闘を見せた。

そして、4組目にいよいよ銀シャリがステージへ。昨年の大会では王者・トレンディエンジェルにあと一歩及ばず、準優勝に終わった彼ら。しかし、リベンジにかける気負いは微塵も感じさせず、むしろのびのびと漫才を楽しんでいる様子がありありと伝わってくる。鰻和弘の愛嬌たっぷりのボケに、橋本直がひねりを利かせたツッコミを重ねていく銀シャリの王道スタイルで爆笑をかっさらった後、MCの今田耕司にインタビューを受ける2人の晴れやかな笑顔には、確かな"手応え"がのぞいていた。
大吉を「こんなにおもしろくて、しっかりした構成の漫才を見せられたら…」とうならせ、松本も「腹立つわ~、おもろい!」と賛辞を送った銀シャリの得点は、この日の最高"470点"。

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