2016年12月26日 22:00
テレビ屋の声 - 第12回 日テレ『しゃべくり007』演出・藤森真実氏、打ち合わせ"ほぼ無し"の収録は「いい緊張感」
だから、いつも不安と楽しみという雰囲気が漂っていますね。
――くりぃむの上田さんは、企画の仕切りもよくやられますよね。それでも、事前に打ち合わせをしないんですか?
はい。その場でカンペを見て、本番中に対応されているんです。それで天才的な仕切りをしてくれているので、本当にありがたいですね。
●笑いのチームワークをいかにうまく届けられるか
――『しゃべくり』には立ち上げのときにADとして携わられ、その後『メレンゲの気持ち』の演出もされて、今年の6月に『しゃべくり』に演出として戻られたそうですが、『メレンゲ』で培ったものを、『しゃべくり』で生かしている部分はありますか?
『メレンゲ』もMCが多い番組で、今は4人いるんです。そうすると、もちろんゲストをどう面白く見せるかというのも大事なんですけど、番組にとっていかにMCを魅力的に見せられるか、この人が聞くと好感が持てると思ってもらえることは、結構大事なんだなと勉強になりました。『しゃべくり』は7人なので、もちろんゲストをいかに面白くするかは当然なんですが、7人をどう面白く、魅力的に見せるのかというのは大事にしていますね。
――逆に『しゃべくり』で守っていかなければと意識している部分はどんなところでしょうか?
7人のしゃべりのプロが、長年やってきている番組なので、視聴者の方にその笑いのチームワークをいかにうまく届けられるかというのは、編集で気をつけていることですね。