2017年2月18日 21:00
瀧川ありさ、ツアーファイナルのフィナーレ飾った"ファンとの共感" - 「皆さんの声援や愛情が支えになっています」
を、瀧川が自らギターを弾きながら重量感のある歌声で観客の鼓膜を揺らす。
ステージが照らされると、瀧川の笑顔が浮かび上がる。その時の表情は楽しそう……いや、嬉しそうな面持ちだ。どうやら、ツアーファイナルを心待ちにしていたのは、会場に集まるファンだけではないようだった。
2曲目の「アイセイハローのすべて」に進むと、瀧川自らのハンドクラップでオーディエンスをあおり、序盤とは思えない熱気を生みだす。今回の会場はフロアとステージの距離がとても近く、彼女だけでなくバンドメンバーとのアンサンブルを間近で体感できた。
MCをはさんで、アコースティックギターに持ち変えた瀧川は「色褪せない瞳」を熱唱する。先ほどの雰囲気から一転させ、会場全体の気持ちが一つにまとまっていく光景が伺えた。
さらに「プラネタリウム」では、ステージから歌声を伝えようとする瀧川の柔らかな声音がヒシヒシと肌に伝わってくる。
ここでマイクを手に持った瀧川が、ステージのサイドまで移動し「anything」をファンの目の前で歌う。それぞれの歌詞から伝わってくる彼女の気持ち。その想いに自然と気づいたのか、オーディエンスは口を閉ざして静観していた。