2017年3月24日 08:00
土屋太鳳は、無邪気さの中に"器"の大きさを見せる女優 - 監督は語る
そのほかの作品に、『余命1ヶ月の花嫁』(09)、『きいろいゾウ』(13)、『さよなら歌舞伎町』(15)、『娚の一生』(15)、『ストロボ・エッジ』(15)、『オオカミ少女と黒王子』(16)、『夏美のホタル』(16)など。
○土屋太鳳の印象
一途でありながら明るく突っ走るというのは、土屋太鳳だからできたなという気がします。カコにぴったりだと思うんですよ。土屋さんの明るさや、無邪気さ、純粋なところがすごくよく出ていたんじゃないでしょうか。作中であった出来事で初めて自分の存在の重さに気づくシーンがあるのですが、そこもお芝居の上ではそんなに重くせずにおさえて、自分の気持ちを言うだけにとどめる芝居をした。それは土屋さんの器の大きさが出ていて、全体的にもだんだん大人になっていく女性の無邪気な強さが良かったと思います。
あとはやっぱり、あれですよね。「なんでチューしないの!」というシーン。
土屋太鳳の「チューして」って、あんまりいやらしくならない。亀梨(和也)くんに抱きつくシーンも、土屋さんならではの無邪気な魅力が出ていたと思います。○撮影現場での様子
もちろん無邪気な面はあるんですが、現場では役者さんとして1人で集中しているし、騒いだりするようなタイプではなかったですね。