2017年4月12日 21:53
浅田真央引退会見【全文/前編】決断までの経緯と葛藤、五輪の思い出
本当にたくさんの方が連絡をくださったんですけど、皆さん本当に「お疲れさま」っていう言葉をかけてくださったので、私自身も「あぁ、選手生活終わるんだな」という気持ちになりました。
――親しい人への報告はどのような形でされましたか?
少し前ですけど、家族だったり、友達に報告しました。
――印象に残る言葉はありましたか?
みんな「お疲れさま。よく頑張ったね」って言ってくれました。
○昨年12月の全日本選手権で引退決意、平昌五輪という目標との葛藤も
――引退はどのくらいの時期から考えたのでしょうか。
私は復帰してからいい形でスタートできたんですけど、そこから練習するにつれて、試合に出るにつれて、今のスケート界の時代はすごいので、私自身も「ついていけるのかな」という思いが強くなったり、あとは気持ちだったり体の部分で、復帰前よりつらいことが多くなりました。何とか1シーズンは乗り切れたんですけど、2シーズン目からは「なんとかなんとか頑張ろう」という思いだけでやってきました。でも、(昨年12月の)最後の全日本選手権で、もういいんじゃないかなという風に思いました。
――全日本選手権から今まで3カ月くらいありましたが、その間はどんな思いでしたか?
やはり、自分が復帰してからずっと掲げてきた平昌五輪に出るという目標があったので、私自身、自分が言ってしまったこと、目標をやり遂げなきゃいけないと思っていたので、自分の言ってしまったこととの葛藤はありました。