くらし情報『映画『無限の住人』8人の証言者たち - 「皆さまのもの」になるまで (8) 世界を知る男が語る木村拓哉と三池崇史、「本当」の海外評価 (3人目:ジェレミー・トーマスP)』

2017年5月26日 12:30

映画『無限の住人』8人の証言者たち - 「皆さまのもの」になるまで (8) 世界を知る男が語る木村拓哉と三池崇史、「本当」の海外評価 (3人目:ジェレミー・トーマスP)

三池監督だからこそコラボレーションしたいと思うのです。人は私のことを変わったプロデューサーと呼びます。それは何故かというと、私が一番大切にしているものが、テイスト(自分の趣味にあうかどうか)、であるからです。そういった意味においても私は三池監督が大好きですし、『無限の住人』に関わりたいと思ったのも、三池監督の作品だったからです。その時にはまだ木村さんのキャスティングも出ていませんでした。

映画の世界というのは私が業界に入ってから随分と変わりました。1967年からずっと映画に関わり続けていますが、当時の日本映画の重要な監督といえば、今村昌平、溝口健二、黒澤明、小津安二郎、こういった監督達が常に何かしらの作品を発表しているという状況がずっと続いていましたが、それがある時期を堺に止まってしまいました。

しかし私は今、日本映画というものを世界の観客に届けることができる、そういった監督の一人が三池監督であると考えています。
『十三人の刺客』でまさにそれを証明していると思いますし、世界の観客が日本映画を求めている、そして三池監督も自分の作品を世界に届けたいと思っていらっしゃるから、是非私も力添えしたい、こういったタイプの日本映画を観たことのない人に、是非観てほしいと思っています。

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