2017年6月10日 16:00
『ゆるせない、逢いたい』金井監督、「僕らをお金で釣って」の願い - 黒澤映画にも通じる"三行理論"とは
今回お願いしたのは、私立恵比寿中学の舞台にも出演されている役者さんの2人。舞台のメイキングの編集をしていて記憶に残っていたので、『ファインディング・ダディー(仮)』のイメージキャストとしてピッタリかと思い、連絡させていただきました。
――最終審査での生演技。責任重大ですね。
そうですね。ただ、普段から舞台をやられているので、そこに不安はありませんでした。やっぱり、映像畑の役者だったら緊張するだろうなと。場なれしている人が受けてくれて安心していましたが、僕自身は緊張していました(笑)。
――アニメーション制作会社・スタジオ地図の齋藤優一郎さんが審査員を務められていましたが、かなり長めのアドバイスがありましたね。
齋藤さんはアニメのプロデューサーで、作っているものはエンタメで共通しているのですが、めちゃくちゃ熱が入ったお言葉をいただけてビックリしました。アドバイスをいただけて、ありがたかったです。
――すでに映画を何本も撮られている中、今回のTCPに懸けていたと聞きました。どのような思いだったんですか?
今まで何本かオリジナルを撮ってきたんですが、予算が全然足りなくて。オリジナルだからこそ、「表現できること」