2017年6月25日 11:00
アジア初で話題の360°シアター、演出した感想は? 演出家・いのうえひでのりに聞く
そういう時に、音楽劇はハマる。"Season鳥"は歌えるキャストも多いし、時代に応えるというより、もともとショーアップしたいという気持ちはありました。
――新感線さんもそうですし、ミュージカル俳優の方が映像やストレートプレイに出たりとか、最近は俳優さんの間にも垣根がなくなってきたのかな、と感じます。
新感線に出て下さる俳優さんは、ミュージカルに出ている方もいるし、新感線で初めて歌ったり踊ったりするという方もいる。ノンジャンルというか、「あの人、カラオケで歌っててうまかったよ」と聞いたら、「じゃあ歌おう」とお願いすることもあります(笑)。実際に歌ってもらったら、本当にうまかったりするんですよね。日本にはミュージカル俳優というジャンルがありますが、本当は"歌える俳優"や、"踊れる俳優"がいるだけなんじゃないかな? と思います。
――それでは、最後に改めて今後の『髑髏城の七人』の見どころについても少し教えてください。
「Season風」ではもともとやっていた、捨之介と天魔王が二役というバージョンもやります。また、思いっきり若い人にシフトした『髑髏城の七人』が出てくる可能性もありますよね。