くらし情報『永山絢斗、奄美でつかんだ演技に大切なもの - 映画『海辺の生と死』撮影で過ごした日々を語る』

2017年7月26日 11:30

永山絢斗、奄美でつかんだ演技に大切なもの - 映画『海辺の生と死』撮影で過ごした日々を語る

もし続編があるなら、そういうことも考えて演じると思いますが、今回は『死の棘』のような世界がその後に待っていることは、あまり意識せずに演じました。それに、この作品を撮り終えるまでは『死の棘』を観返さないようにしようと思いました。

――撮影中で覚えていることはありますか?

現場でやってたことに真実味があって、それをカメラで撮られてただけという感覚はあります。僕が演じる朔が外に出て煙草を吸っていて、トエさん(満島)が少しずつ精神的に追い込まれ、僕を押さえつけるシーンがあるんですけど、そこはこの映画の中に描かれる、唯一の『死の棘』であり、「『死の棘』の始まりを描くシーンだから」と監督から言われて、みんな興奮しながら撮影してましたね。それと、僕の目を通してみた画が本当に素敵だったなと思っていて。トエさんはなんという顔をするんだと思いながら見てました。トエさんの涙が僕の顔に落ちてくるくらい、真に迫っていて。ほかにも、島の夕暮れのシーンで、日が暮れるのを待っていたときにも、スタッフさんが、機材や荷物を、演じる僕らの目に入らないようにそっとどかしてくださったり。
そういうことをしているうちに、だんだん演じる僕らもスタッフさんたちも島の空気になじんできて。

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