2017年7月26日 11:30
永山絢斗、奄美でつかんだ演技に大切なもの - 映画『海辺の生と死』撮影で過ごした日々を語る
満島さんは、製作のスタッフさんと一緒に島をまわって、いろんなことを聞いていたんですね。そのときに、今まで共演してたときとは顔が違うなと思いました。撮影に入ってからもどんどん顔が変わっていって。僕自身の顔もポスターのビジュアルを今見てみると、ぜんぜん違っているなと思いますからね。
――この作品は、演技をする上で何かターニングポイントになったのかと思いますが。
すごくいい経験をさせてもらったなという感じがあります。なにか、演技をするときに大事にしないといけないものがわかった現場だったなというか。
――それって、何だと思われますか?
これはもう感情的なもので、たぶん口で説明しても伝わらないものなんだろうなという感じなんです。
――私も聞いておいてなんですが、そういう答えでよかったと思いました。
みんなに足りないものはこれだよとか、これがあったらいいですよというものでもない感じですからね。人からしたらくだらないことかもしれないし、何も響かないかもしれないけど、俺がそこで感じたことだからって。そういうの、みんなにもあるんじゃないかと。それがたまたま、このタイミングで、僕にはあったという。