くらし情報『岡田准一は、役者の全てを備えた稀有な存在 『関ヶ原』では鎧の着方も自らプレゼン - 監督は語る』

2017年8月23日 11:30

岡田准一は、役者の全てを備えた稀有な存在 『関ヶ原』では鎧の着方も自らプレゼン - 監督は語る

彼は自分が原田作品の中に入って、うまくバランスが取れる芝居なのか、かなり心配していたみたいですが、僕には最初から心配はなかったです。

岡田さんは衣装を着せてもサマになるんですよ。「最初に鎧をつけた時は、ぐっと首がすくむような感じになっちゃうんですよ。鎧だと誰でもそうなるんです。そうならないためにはこういう着方があります」と説明してくれて、もう経験値がすごい。自分から「こうもできます、こうもできます」と、岡田准一株式会社の一流の営業だというように、いろいろな形で見せることができると、紹介してくれるんです。

○映画『関ヶ原』でのおすすめシーン

見どころはいっぱいあるけど、現場で見ていてやっぱりすごいなと思ったのは、佐和山城の訓練シーンですよね。撮影2日目で、岡田さんが馬を走らせて手斧を投げていく姿を、車でカメラが後ろから追いかけていくんですけど、その馬上の三成ぶりは印象に残っていますし、驚きました。


これだったら2カ月半の撮影で、合戦シーンの三成も、もっともっと見せなければいけない。もっとアクションを入れなきゃ、と思いました。三成のことを台詞回しや言葉で表現してるシーンは十分入れてあるので、身体能力を出した三成像をもうちょっと足したいなと思ったシーンでした。

(C)2017「関ヶ原」製作委員会

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