くらし情報『日本で珍しい”侵略SF”映画に、長谷川博己が行くところまで行った? 黒沢清監督も驚いた『散歩する侵略者』』

2017年9月10日 11:00

日本で珍しい”侵略SF”映画に、長谷川博己が行くところまで行った? 黒沢清監督も驚いた『散歩する侵略者』

日本で言うと、怪獣映画かアニメですよね。もちろん怪獣映画も、『シン・ゴジラ』も含めて、社会のメタファーとして機能するわけですけど、やはり実写でそれを目指すと、普通ものすごくお金がかかるもので、僕などはそう簡単に手を出せるものではないですから。

――お話として、撮ってみて難しかった点はどのようなところでしたか?

もとのイキウメの芝居もそうなんですけど、この深刻な物語をどこかふざけたトーンで進めていって、だんだん本気になっていくその変化ですね。最初軽いふざけた感じで物事が進行していく展開は、僕自身はほとんどやったことがなく、映画でどう成立させるのかという点が難しかったです。軽くふざけた感じを出す、そういうニュアンスを観客に楽しんでもらいつつ、でも本当なのだというところへ持っていくのに苦労をしました。

●『シン・ゴジラ』と真逆の長谷川博己
○最初からアウトローな人間は物語でどこへいくのか

――軽くふざけた感じを、というニュアンスについては、松田龍平さんなどのお芝居にも助けられた点でしょうか?
もちろんです。不可解な松田さんとそれを受ける長澤さん、そして長谷川さん、俳優陣の演技も絶妙でしたね。

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