東野絢香、『おちょやん』で変わった女優としての意識 映画『正欲』でも「何かつかめたような感覚」に
私もお菓子が大好きなので、何かに没頭している時にお菓子を食べているのは似ているなと思いました(笑)。あと人と関わる時に私も諦めないタイプで、関係性が悪くなっているかもと思った時に、一歩踏み出すことは日常でしているなと思いました。
――そこで一歩踏み出せるというのはすごい勇気ですよね。
一歩踏み出す怖さよりも、踏み出さない怖さのほうが強くて、例えば、誤解を与えたまま関係性が離れていくほうが怖いなと。あとで後悔しそうなので踏み込むようにしています。
○■初めての感覚を味わい“プレゼント”をもらったような気持ちに
――この映画はいろいろと考えさせられる映画だと思いますが、ご自身は何か学んだことや影響を受けたことはありますか?
いろんな指向や価値観の方がいるというのはわかっているつもりでしたが、想像の範囲を出ていなくて、人と関わる時に適切な関わり方を考えねばと思いました。その反面、適切な関わり方を考えすぎて関わらなくなるのも健康的ではない気がするし、人の愛し方や社会との関わり方、日々の生活の仕方など、より自分の意志を持って選択して進んでいかなきゃと改めて感じました。
――女優として新たな気づきや学びがありましたらお聞かせください。