くらし情報『パナソニック、開発中だった医療用全自動搬送ロボット「HOSPI」を販売開始』

2013年10月25日 23:48

パナソニック、開発中だった医療用全自動搬送ロボット「HOSPI」を販売開始

パナソニック、開発中だった医療用全自動搬送ロボット「HOSPI」を販売開始
パナソニックは10月24日、2010年の第4回ロボット大賞で「日本機械工業連合会会長賞」を受賞した「注射薬払出ロボットを起点とした薬剤業務支援ロボット群」に属する医療用ロボットで、病院内の薬剤や検体をスタッフに替わって全自動で搬送する「HOSPI(ホスピー)」(画像1・2)の販売を2013年10月より開始することを発表した。

日本の人口構造の高齢化が進む中で、医療現場となる病院では経営の健全化と医療看護サービスの質の維持・向上が強く求められているのは、多くの人がご存じのところだ。同社は、病院の本来の業務である医療・看護業務を阻害する間接的な業務の効率化に着目。具体的には、系列の松下記念病院(大阪府守口市)と、埼玉医科大学が運営する埼玉医大国際医療センターにおいて医療・看護業務の調査・分析が行われたというわけだ。

これまで病院では、薬剤や検体の搬送については、主にカルテの随時搬送用として導入されたエアシュータや天井近傍を走らせる軌道台車などが利用されてきた。ただし、カルテは電子カルテが導入されることで、カルテの搬送は量・頻度ともに激減。その一方で、薬剤や検体などの搬送はカルテのように電子化ができないため、当然搬送するしかなく、ミスの許されない手段について、改めて模索されることになったのである。

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