2024年2月19日 10:00
松村北斗&上白石萌音、考え方が“共鳴”した2人 「急に知られていくこと」について話し合う
1回ボンと上がったらまた、タンクの貯蓄が始まるんですけど……「なんでなんだろうな、人生は」と思って毎日頑張ってます。
2人:(笑)
――お二人は空気感も似ているところがあるように思いますが、ご自身で共通点を感じるところはありますか?
上白石:……あります。すごく共鳴したことがあったのを、急に思い出しました。撮影の合間に、山添くんの家の上で「急に人に知られていくことについてどう思うか」という話をしたことがあって、2人とも斜めから見ていたんです。「わーい!」ってなれない2人。
松村:ありましたね。事の発端は、僕が朝ドラの時の話を始めて。『カムカム』放送15分前の自分と15分後の自分は何にも変わっていないのに、世間が急に「稔さん稔さん!」となった。
1週間くらい経ったら、もう街中でも「稔さん!」みたいになっていて。俺は何も変わってないのに、稔さんという役が魅力的だったから「もしかして、すごい俳優さんなんじゃないか」という目を向けられ始めて。ある人は「彼はすごい芝居した」と言ってくれてしまったから「いや、俺、何も変わってないよ、まだ」と。自分の周りの人にとっての自分がすごく上に行っちゃって、怖くて怖くてしょうがない、という話をしました。