くらし情報『映像化続く漫画家・いくえみ綾、映画『プリンシパル』の感想は?』

2018年2月26日 11:00

映像化続く漫画家・いくえみ綾、映画『プリンシパル』の感想は?

抜けるところは抜いているんです。全て完璧にやろうとすることって、大変じゃないですか。でも、「私のできることだけでいいや」と思ってやっているので。

――いくえみ先生の作品に出てくるキャラクターの、ちょっと性格の悪いところが好きなんですが、そういう心理はどうやって表現されていくのでしょうか。

あんまり「イヤな感じのところを描くの、うまいよね」と言われると、「でも、みんな思ってるよね?」と思うんです(笑)。みんな、実は思ってないのかな?

――思うけど、うまく表すのは難しいのかな、と思います。いくえみ先生がとても絶妙なので。

ぐちゃぐちゃした心理を考えるのは楽しいですね。
あんまり出しすぎて読者の方に嫌われてしまっても良くないので、出していいところまで出す。いやでも、嫌われてもいいけど、なんとも思われないことが一番嫌ですね。

――それでは、最後に作品についてメッセージをお願いします。

『プリンシパル』は、ストレートな恋愛をかわいらしくまとめられたなと思っています。私は最終回が一番好きなんです。ハラハラして読んでくださった方達も、「良かったな」と思ってもらえたのではないかと思います。映画もいろいろ考えないで、純粋に楽しんで見て欲しいです。

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