くらし情報『三木孝浩監督、恋愛映画の表現応用で男子の友情描く『坂道のアポロン』』

2018年3月7日 11:30

三木孝浩監督、恋愛映画の表現応用で男子の友情描く『坂道のアポロン』

表情だけで2人のすべてが伝わる、それくらいの演技をしてくれたんです。
○アニメ版に刺激された

――映画を拝見しても、よくあの演奏を……とびっくりしました。やはり演奏シーンはすごく大事に撮られていたんですか?

原作も素晴らしいですし、僕も元々アニメ版を観ていたので、文化祭のシーンのすごさは身に染みていました。プレイヤーの動きをトレースして、もはや音楽が流れていなくても音の伝わるようなアニメーションになっていて、すごいと思っていたのに、それを自分が撮らなきゃいけない。

これを実写でやるとなると、役者に相当負担がかかると思いました。実際に若い年代の俳優さん達がやらなければいけないと考えると、最初は「それは無理じゃないかな」と、思ったくらいです。でも目標としては、遜色ないものを作りたかったですし、特にこだわって作った部分でした。

――演奏シーンをプロの方の吹き替えにしようと考えたりはしなかったんですか?

最初は、手元はプロのプレイヤーに任せるという選択肢もあるのかな、と思いました。
でもこちらの想像以上に、2人が演奏曲を完璧にトレースできていたので、もう本当に、感動しましたね。嘘をつかなくてすむというのは、監督として本当に幸せな事です。

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