くらし情報『リュック・ベッソン監督、強いヒロインを描く理由とは?』

2018年3月30日 21:00

リュック・ベッソン監督、強いヒロインを描く理由とは?

そんな溢れる思いを胸に来日したリュック・ベッソン監督にインタビューした。

――ヴァレリアン役のデイン・デハーンは、『ディーン、君がいた瞬間』(15)でのジェームズ・ディーン役も記憶に新しいところです。今回、原作から役作りで肉付けされた点はありますか?

原作の割合は50%くらいかな。キャラクターは、役者本来の個性と原作のものとが混じり合ってできると僕は考えている。今回のデハーンの場合、他の俳優がヴァレリアン役を演じることなんて想像できないくらい、マッチしていたと思う。でも、もしも他の役者が参加していたら、同じようにミックスして作り上げるよ。

例えば『フィフス・エレメント』でブルース・ウィリスが演じていた役は、もともとメル・ギブソンにオファーしていたんだ。メルはとてもいいヤツで僕は大好きだけど、かなり長い間悩んだ挙げ句、彼も自分の作品を監督したいということで、最終的に断られてしまった。
でも、今となっては、あの役をブルース・ウィリス以外の人がやるなんてイメージできないよね。――現場の雰囲気はいかがでしたか?

ハリウッドの現場とは違い、ファミリーと呼べるような関係性だった。アメリカだとエージェントやパブリシスト、アシスタント、エグゼクティブプロデューサー、ドライバーなど、ものすごい数の人が現場にいる。

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