2018年4月23日 05:00
大泉洋、筋ジス男性の実話に挑む 『こんな夜更けにバナナかよ』映画化
俳優の大泉洋が、映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』(2018年冬公開)の主演を務めることが23日、わかった。高畑充希、三浦春馬が共演する。
同作は大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した書籍『こんな夜更けにバナナかよ筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化。幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明(1959年12月26日札幌市生まれ~2002年8月12日逝去)と、周囲のボランティアたちの笑いと涙の実話を描く。
2017年12月公開の映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』が興行収入28億円・230万人動員の大ヒットを記録した松竹が、また新たなノンフィクションの実写化を手がけ、「命」をテーマに描くことをライフワークとする前田哲監督がメガホンを取る。
大泉は病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボランティアや両親に支えられて風変わりな自立生活を送る鹿野を演じる。夜中に突然「バナナが食べたい!」と言い出すなど、いつも王様のような超ワガママぶりだが、自分自身に素直に生きる鹿野は、どこか憎めない愛される存在。また、北海道の医学生・田中を三浦、鹿野から思いを寄せられるが実は田中と付き合っている新人ボランティアの美咲を高畑が演じる。